わくい電器のスタッフブログ
2014.04.10
エアコンが効かない修理の故障事例とプロの対処法をご紹介
いつもお世話になっております。
今日は、冷暖房が出来なくなった“エアコンの修理”について、代表的な“故障事例とプロの対処法”をQ&Aでご紹介!
Q1)リモコンで室内機のスイッチが入らない!
A1)まずはリモコンの電池交換!(中には消耗した電池をそのままで液漏れの場合も多い)
新品の電池を用意して交換してから動くか試す(まれに長期間ストックされている電池だと放電している場合もあり)
それでも動かない場合、リモコンの発信テストする!・・・簡易的な方法は、デジカメや携帯を“リモコンの頭”へ向けて
撮影状態にしてリモコンを押すと(たとえば入切ボタン)、そのデジカメや携帯のモニター側で“強く白く光る”事が
確認出来ればリモコンはまず正常と判断。
光らない場合、リモコンの不良が考えられますのでリモコンその物の交換をします。
また光る場合は、エアコン室内機の“リモコン受光部”不良が多く考えられ、メーカーによっては室内制御基板ごと
交換する場合もあり。
補足:室内機の応急運転スイッチを押して正常に動作なら上記のケースですが、動かない場合は・・・
室内機制御基板の可能性大。以前の一部機種では室外機に指令が行く為に、室外機制御基板の不良もあります。
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Q2)室内機のスイッチは入るがまったく冷えない(暖まらない)!
A2)まずは、運転ランプの点灯を確認してから10分程度運転し、いつもと違う?・・・
例えば“タイマーランプや他のランプの点滅”があれば本体の故障をお知らせする“サイン”(エラー表示)かと
思われます。これはメーカーによって表示方法が異なります。
最近の機種によっては、フィルター自動お掃除機構やパネル開閉機構、湿度センサー不良などもありますが
故障状態を判断するなら、室内は動いているのに室外が回っていない(送風のファンが動いていない)状態なら
室外機に指令をする、電源もしくは制御信号が室内機より室外機間のでどこかで、寸断もしくは短絡(オープン&ショート)
している為に動かないと考えられます。この故障診断では、配線の接続(端子台の不良も)~室外機への適正信号の測定
などで原因を特定します。そこで、室外機の故障だと判断した場合、多くは室外制御基板の交換をします。
またまれに、コンプレッサーやサーミスターやファンモーターなどの不良も考えられます!
写真1:当店で今日行った、室外機動かずでエアコン室外機の制御基板交換修理中、外装カバー等分解している所。
写真2:新しい室外制御基板に交換して、組み立てている所。
その後、動作テストを行いエアコン修理が完了。
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Q3)室内外機は正常に動いている(エラー表示もない)のに、冷えない(暖まらない)または弱い。
A3)お客様より、ガスが抜けているんじゃないの?と言われます。
しかし、今まで通常に使用出来ていた場合、引っ越しの移設工事などで脱着をしなければ可能性は低いです。
もし本体内部よりガスが抜けている場合、時間をかけて圧力試験をして特定しても、同時に圧縮機オイル漏れもあり
焼き付きによるコンプレッサー(心臓部の圧縮機)不良も考えられ、買い替えをお考えのお客様がほとんどです。
そして、室内外機接続部分のフレアナットもしくは配管パイプより漏っている場合は、取付工事のやり直しをします。
ただし、室内フィルターや室外機裏側がホコリで詰っている場合も多いので、この場合エアコンクリーニングをします。
以上、今日はエアコン修理に多い事例とプロの対処法をご紹介しました!(^^)
当店は、各社の修理も致しますが、日立家電・シャープサービス技術認定店です。安心してお任せ下さい!